旅がしたい。
そう思って、JR東日本の
「どこかにビューーン!」を開いた。
けれど、4つの候補駅を見た瞬間、頭がパンパン。
「この駅はクマが出そう」
「雪が積もったらどうしよう」
「レンタカーを借りても、雪道を走ったことがないし…」
行く前から、旅のシミュレーションが止まらない。
“HSS型HSE”の特性、爆発です。
刺激に弱いのに、刺激を求めてしまう――
旅をしたいのに、脳内ではすでに旅が始まって、疲れてしまうのです。
ベストを求めすぎて、動けなくなる私
私の場合「優柔不断」ではないんです。
むしろ「一番良い選択をしたい」気持ちが強すぎて、
あーでもない、こうでもない…
と、考えすぎて動けなくなる。
これは、HSS型HSEの典型的な“ゼロヒャク思考”
未来を先回りして、起こるかもしれないことを
すべて脳内で検証してしまう。
気づけば、旅の準備をしていないのに、
脳だけが長距離ドライブして、ぐったりしている。
HSP気質の旅行先あるある
以前、友人がこんな話をしてくれました。
「旅行中に、友達がオーバーヒートしちゃってね」
計画を細かく立て、あれこれ詰め込みすぎて
途中で電池が切れてしまったそうです。
その話を聞いて、私は思いました。
たぶん、その子もHSP気質だったのではないかと。
旅行って、普通の人にとっては“非日常の楽しみ”。
でも、繊細な人にとっては
情報・音・人・感情のシャワーを浴び続けるような体験でもある。
だから、楽しいはずの旅でさえ、脳が疲弊してしまうんです。
HSS型HSEが旅を楽しむコツー3選ー
そんな私たちに必要なのは“ゆるい旅”
- 計画は骨子案くらいでいい
- 旅する人数は3人以内が理想
- 「とりあえずやってみる」を合言葉に
HSPは、考えすぎて動けなくなることが多いけれど
実際にやってみると、十中八九なんとかなります。
些細なことで反応してしまい
許容量がオーバーになりやすいため
少人数での旅行をおススメします。
そして、思いがけない再会
2日かけてようやく決めた行き先は
まさかの――旧友の住む駅。
13年も会っていない。
突然連絡したら、変に思われるかな?迷惑かな?
でも、「とりあえずやってみよう」
と思って電話をかけました。
出なかったけれど、数分後に折り返しの着信。
画面に懐かしい名前が光った瞬間
心の奥の何かがふっとほどけた気がしました。
旅は、完璧じゃなくていい
「どこかにビューーン!」のキャッチコピー
“旅は冒険だ”
ほんとうにその通りでした。
行く前から迷走して、疲れて、それでも決めた旅。
その先に待っていたのは、思いがけない再会と
“やってみる”勇気を取り戻した私でした。
完璧な計画より
思いがけない出会いの方がずっと美しい。
だから私は、きっとまた旅に出るでしょう・・・


