子どもたちが泳げなくなった4大要因
■「25mクロール」泳げる子どもが減少
埼玉県教育委員会の「令和6年度 学校体育必携」では、 「クロールで25m以上泳げる」児童の割合は、小学校6年生で男子・女子共に2019年には70%を超えていましたが、
2023年には女子46.2%、男子54.3%と急激に減少しています。引用元:TBS NEWS DIG Powered by JNN(Yahooニュース)
・近年の夏季猛暑による屋外プールの稼働日数の減少
・高学年の児童が低学年だったとき、コロナ禍でプールの授業がなかった
・教員の多忙化解消や働き方改革の一環として、水泳の授業の削減をしている
・学校のプール施設の老朽化で存続が危うい
また、日焼けや肌の露出を嫌がりプールに入らない児童も増えているとのこと
酷暑かぁ…
気温が低くて入れないことは有れど、気温が高すぎて入れないことなどなかった。
「日焼け?!」子どもの頃、考えたことなかった!
この不届き者のせいで”(-“”-)”今じゃ全身シミだらけ💦
だけど、それでプール入らないの??
心底助かった!【夏休みのプール】
学校嫌いの私ですが、これは感謝しなければならない。
私はスイミングスクールに通ったことはないが泳げる。
みんながみんなスクールに通えるわけではないので、それはひとえに学校のプールのおかげである。

暇で暇でしょうがなかった夏休み💦
我が家が裕福でなかったのか?は、さておき、あの頃の子供は旅行やテーマパークなど、早々に連れて行ってもらえるものではなかった。

なので「夏休みの学校のプール」というのが、私の唯一の娯楽であった。学校のプールはほぼ毎日公開されていたため、プールカードの体温計測欄が無くなりそうだった(笑)
私の周りもほぼ同じ状態であった。
水不足の時など、水を変えられず、消毒をしているとは言いつつも、緑色したプールに入り「汚い」と女子は騒ぐものの、それはそれは楽しく遊んでいた。(今の時代は絶対OUTだろう💦)
今にして思えば、先生がほぼ毎日、児童のプールに付き合い、泳げるよう指導していたのだから、なんとありがたいことか!しかも無償!そして「体を動かす」という健全な夏休み。もし、学校のプールがなければ、テレビばかり見ている夏休み確定!(テレビばかり見てたけど(笑))

過去の諸問題が、今の学校の働き方改革に繋がっているにせよ、親以外の大人に健全な夏休みを過ごさせてもらったことに感謝したい。
体験しなくなる子供達への危機感
選択肢が増えて、やるもやらないも自由になったことは素晴らしい
その反面、若い時分に「やる機会もなく、やらずに閉ざしてしまう」というのはどうなんだろう…
私の経験上、やってみないとわからないことが世の中にはたくさんあった。
想像の先にあるもの…それが喜びでも葛藤でも
五感で感じ、心が動くような体験によって人生観が変わるのです。
私は水に抵抗がありません。なのでシュノーケリングをしたりラフティングをしたりと
楽しい体験で人生を潤わすことができます。これは学校で教わったプールのおかげです。
水泳の授業に止まらず
教育や育成の現場での「実体験」は、自分の身体で物事と接することのできる場です。
こういう場面の費用や時間が削減されないことを願います。