「頑張ってるのに報われない」HSPの私が自己否定をやめて出合った言葉

日常

小学生の頃、通学班で登校する朝
見送りをしている専業主婦の母親たちを見ては

「いいな~私も家に帰りたい」

登校する前からずっとそう思っていました。
すでにもう疲れていたのかもしれません。

五感がフル稼働する、学校という環境や集団生活に馴染めない。
同級生の何気ない一言に傷ついてしまう。

あの頃から【自己否定】を繰り返していたのだと思います。
この記事では【自己否定から自己理解】への“心の変化の道のり”をお伝えします。

学校という環境がつらかった私の幼少期

学校に馴染めい―極めつけは 給食
”牛乳が飲めない”子どもでした。

白いご飯と牛乳のコラボ。私の口の中ではどうしても融合できない。
それに加え、飲むとお腹が痛くなる。

小学生にとって”トイレの大”というのはまさに、人生の最大ピンチではないでしょうか?
そんなこと誰に言えましょう??そうです。誰にも言えません。
お腹の痛みに耐える5時間目。

しかし、今から40年近く前の学校で”給食を残す=わがまま”
残す行為は許されません。

特に「食に厳しい先生」に当たってしまうと、食べ終えるまで”居残り”
掃除の時間まで給食を食べさせられた―そんな経験したり、見たりしたことありませんか?

その生徒の一人が私でした。

こういった幼い頃からのネガティブな体験の積み重ねで
自分に自信が持てず【自己否定】【過剰な不安】を抱えて過ごす日々の繰り返し。

小さな傷が積み重なって「自己否定」へ

「繊細であることは弱いこと」
「強くならなくてはならない」

その一心で、自分の繊細さにフタをして、強く見せるのに必死。
そこからたどり着いたのが―

「頑張ってるのに報われない」

巷に溢れる「自己啓発本」や「スピリチュアル」の世界では

【自分を好きになることが大切】
【やりたいことしたいことを最優先に】
【自分が運が悪いと思うと、運は巡ってこない】

文字を読めば意味は分かります。
けれど、そう思ったところで、そう励んだところで

「頑張ってるのに報われない」

この気持ちを拭うことなどできませんでした。

出合った言葉:「インナーチャイルド」

【インナーチャイルド】
→幼い頃のネガティブな感情や記憶を抱え大人になった「内なる子ども」。自己否定が強く、孤独を感じやすく、人間関係を築きにくい。

この言葉が私の目に飛び込んできた瞬間
自己理解が骨の髄まで染み渡る感覚でした。

心理学的にも、子どもが「安心できない環境」で長く過ごすと
“安全基地”が築けず、自己肯定感の土台が弱くなることが分かっています。

幼い頃から
「自分の感じ方が間違ってる」
「繊細で弱い自分を強くしなくては」
と思い込むことで“自己否定”をずっと続けしまったのです。

インナーチャイルドを癒し、自己否定から自己理解へ

自己否定が解消されないまま
「自己肯定感を高めよう」「運を引き寄せよう」としても
それは「ポジティブメッキ」を塗っただけのその場しのぎ。

すぐに剥がれてしまいます。

インナーチャイルドの癒しは
“当時の自分を理解すること”から始まります。

傷ついた幼い頃の自分に
「よく頑張ったね」
「もう大丈夫、大人になった私が守ってあげるから」
と声をかけてみてあげてください。

そして、あの頃の自分をやさしく受け止めてあげてください。

自己受容から始まる本当のポジティブ

繊細さんの特性やインナーチャイルドを持った人にとって
自己受容してあげることこそ、ポジティブの始まりです。

だからこそ、先に表面的なポジティブ思考を取り入れていくのではなく
自己受容を根付かせてから、取り入れる。そうしないと、
過去の私のような「頑張っても報われないシンドローム」に陥ってしまいます。

自己否定をやめて
自分の特性を受け入れたところから人生が静かに動き出します。

過去の「ネガティブな体験の積み重ね」には
これからを生きやすく過ごせる答えが詰まっています

苦しかったあの日々だって、無駄ではないのです。

「今日も一日お疲れさま。今のままでいいよ」

あなたが、あなたらしく生きられますようにー

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