誰かの何気ない一言に、心がざわつく。
相手は気づいていないのに、自分の中ではその言葉がぐるぐる回り続ける。
──そんな日、ありませんか?
私もそうです。
良くも悪くも、人の言動に影響を受けやすいタイプ。
いわゆる「HSP(Highly Sensitive Person)」と呼ばれる特性を持っています。
【体験談】SNSで「HSPはわがまま」と言われて感じた痛み
先日、SNSでこんな投稿を見かけました。
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Q:「HSPの人をどう思いますか?」
A:「自分が【HSP】と言う人は”繊細だから優しく扱ってね”という”わがままな人”なので、関わらない方がいい」
数年前のコメントらしいので、今は考えが変わっているかもしれません。
それでも、胸の奥がチクッと痛みました。
「やっぱり、嫌われちゃうのかな……こんな自分」
そんな思いが、ふと浮かんでしまったんです。
HSPが楽になる考え方:「相手の感じ方は相手の問題」
でも、少し落ち着いて考えてみました。
相手がどう感じるかは相手の問題。
世の中、色んな人がいて、たくさんの意見があって当たり前。
だから、相手がどう感じ、どう受け止めたかを”自分事”して捉える必要はないのです。
そして、どんな人だって万人に好かれるなんて不可能です。
こう思えるようになったのは、自分の特性を知ったから。
以前の私だったら「やっぱりこんな自分じゃダメなんだ」
と、頭の中で何度も反芻していました。
HSPの強み“深く考える力”を、自分に向けると生きやすくなる
HSPの特性を持つ人は、全体の約20%ほどで少数派です。
感じ方が深くて、人の心の動きに敏感。
その分、人から誤解されやすく理解されにくい。
でも、だからといって「他人から理解されよう」とアピールする必要はありません。
大切なのは、「理解」を他人に向けるのではなく、自分自身に向けてあげること。
そうすることで、少しずつ心が安定していきます。
「気にしているのは自分だけ」
「自分がおかしくて弱いのだ」
そうやって、自己否定していた自分に、今ならこう言えます。
「敏感さは、弱さじゃない」
「人の痛みに気づける力だよ」
HSPの繊細さがもたらす幸せと豊かさ
HSPの特性は生きづらいだけではないです。
例えば、誰かの痛みに寄り添えることや、小さなやさしさに感動できるのがHSPの豊かさです。
あなたももし、人の言葉に心が揺れた日があったら、
「敏感であることは悪いことじゃない」と、そっと思い出してみてください🍀


