パジャマからパジャマへ――HSS型HSEの冬じたく

日常


朝の空気に、少しだけ焦げたのような匂いを感じると
「もうすぐ冬が来るな」と思います。

私にとって、季節の変化は“匂い”で感じるもの。

外に出た瞬間の空気の匂いで、夏の終わりや冬の足音を感じるのです。

けれど、正直に言うと――冬は苦手です。
長いあいだ「寒いから」と思っていましたが、

HSS型HSE(繊細で刺激に敏感な気質)だと知ってから、
それだけではない理由に気づきました。

幼い頃、チクチクが苦手だった理由

五感が繊細である故
幼少期は”チクチク”のあの触感。
セーターが苦手・タイツが苦手。

アレルギーではないけれど、
どうしても“チクチク”が気になって、かゆくて、落ち着かない。

「わがまま」と言われても、体が反応してしまう。

”風邪をひかないように”
という親の配慮。今ならわかります。

今になって思えば、五感が人より少し繊細だったのです。
あのときの“違和感”にも、ちゃんと理由があったんだなと思います。

ぬくもりから切り離される朝

「自分のぬくもりが残ったパジャマ」
から
「冷たい洋服」
に着替えるときの、あの“ひやっ”とした感覚――
これは単なる「寒い」ではなく、
自分の”ぬくもり”という安心から切り離される感覚

ほとんどの人は数秒で慣れてしまう温度差を、
HSS型HSEの体と心はしっかりキャッチしてしまう。

だから、朝がつらいのも当然のこと。
同じように感じている人がもしいたら
洋服を温めておくだけでも、気分が少し軽くなります。

小学生の頃、
布団にこっそり洋服を入れ寝ていたのも
小さな自分なりの“生き延びる知恵”だったのかもしれません。

行儀の悪い話ですが、今では笑い話です。

「取扱説明書」が見つかった安心

ただでさえ、刺激に弱い私にとって
冬はどっと疲れる日常でした。

世の中の人も同じように感じていると思っていたけれど
そうではなかった。

自分の気質――取扱説明書――を知ったことで
無理を減らし、よくあるエラーに対処ができるようになりました。

苦手を克服するのではなく、
「緩和する」「やさしく扱う」
それだけで、日々の疲れ方がまるで違います。

それ、パジャマじゃないの?で過ごす冬のしあわせ

厚着の圧迫感が苦手で、
冬はどうしても疲れやすかった私。

最近の日常は
「パジャマからパジャマのような服に着替える」
この服で外に出ていいのかな?
という生活がなんとも心地よい。

一見、外出着に見えないようなやわらかいフリース素材。
肌ざわりがよくて、体も心も安心できる。

自分の感覚にやさしく寄り添えるようになった今、
冬が少しずつ、怖くなくなっています。

この冬は、ゆるりとしたぬくもりの中で
しあわせを感じながら過ごせたらいいなと思っています。

タイトルとURLをコピーしました