父が突然おかしくなった日。中年になって気づいた「半径2mの幸せ」

健康

「いつもの日常」が、こんなにありがたいと思った日はありませんでした。

40~50代の幸福度は底辺になり、
60代になるとまた上がっていくと言われています。

中年世代になると

仕事
子育て
介護
お金
体力の低下

軽く思い浮かべただけでも、これだけあります。

中年期になると、様々な問題が日々起こりますよね。

私にも最近、そんな出来事が降り注ぎました。


父の様子がおかしい

父は少しでも違和感があると、すぐに病院へ行きます。

その度に
「特に重篤なものではない」
と言われて帰ってくる生活を、もう何年も続けています。

ある日も
「脈拍が早い」と言って病院へ行きました。

しかし心電図の結果は
「特に異常なし」。

その夜も熱はなく、そのまま就寝。

翌朝は
車の掃除をして、朝食を食べ、
いつも通りの朝でした。

ところが正午。

なんだか様子がおかしい。

なかなか立ち上がれない。

「ちゃんと足腰鍛えなきゃダメだよ」

私の小言に、いつもなら食って掛かってくる父が
まったく反応しません。

さらに行動もおかしい。

上着を履こうとしている。

名前は言えるのに、生年月日が言えない。

1+1 はできるのに
2+3 ができない。

明らかにおかしい。


救急車を呼ぶべきか迷う

しかし父は

「大丈夫だ」

の一点張り。

いつもなら病院へすぐ行く人なのに
「病院に行こう」と言っても聞きません。

脳梗塞?
認知症?

こんな短時間で症状が出るのか?

本人は大丈夫と言っているのに
救急車を呼んでいいものか。

オロオロする私。

救急車を呼ぶべきか迷った場合、
相談ダイヤルがあるのをご存じですか?

そこへ電話してみました。

相談の結果
救急車を呼ぶことに。

救急隊員の呼びかけにも
一部答えられない父。

腕時計を
「スマホ」と言ったりしている。

一体どうなってしまったのか。


まさかの40.3℃

救急隊員が処置をしている中、
体温を測ると

40.3℃

思わず叫びました。

「ウソだろ~が!!」

コロナ・インフルエンザの検査は陰性。

週末だったため詳しい検査ができず
「今のところ肺炎かな…」という見立てでした。

祖母も肺炎で亡くなっているため
またオロオロする私。

昨日の病院で異常がなかったので

「シャキッとしな!」

とキツく言ってしまったことを思い出しました。

実は具合が悪かったのに
言えなかったのかもしれない。

自己嫌悪でした。

さらに医師から

高齢者の入院について

・認知が進む
・足腰が立たなくなる

と言われてしまい

とうとう我が家も
本格的に介護突入か?!

悪い想像ばかりが頭を巡りました。


父から届いたLINE

翌朝。

LINEの通知音。

「だいぶ良くなりました」

なんと父からの連絡。

しかも、いつもよりまともな文章。

本当にホッとしました。

結局、原因は

細菌性肺炎。

救急搬送された正午からの記憶がなく
意識障害を起こしていた様子。
自分の違和感にも気づけなかったらしいです。

しかし、おかげさまで
認知症になることも
足腰が立たなくなることもなく
無事退院できました。

この細菌性肺炎は
歯の治療でも罹患することがあるらしく
もしかしたらそれが原因かもしれないとのこと。

肺炎予防には
口腔内衛生も重要だそうです。


中年の幸福度

父に対して厳しすぎたかと後悔したり、
具合が悪くなるとオロオロする私。

それでも家に帰ってきたら
結局いつも通り
父に対して辛辣な態度になってしまう私です。

でも、今回の出来事で思いました。

中年の幸福って
特別なものじゃないのかもしれない。


半径2mの幸せ

自分と半径2m以内の人たちが

いつもと変わらない毎日を送れる。

それが
実はとても貴重なこと。

そんなことを身をもって感じられる年代。

それが
中年なのかもしれません。

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